内視鏡を使った検査、治療を行なうのは胃腸科、消化器科、呼吸器科、肛門科などが主である。
また内視鏡センター、がんセンターなども内視鏡を使用した検査や治療を行っており、内視鏡室で働きたい看護師は、このような診療科目のある病院または内視鏡を専門に行う病院やがんセンターなどの求人を探すとよいだろう。
個人クリニックでも、内視鏡検査を行っている場合がある。
内視鏡検査に関わる仕事をしたいが、内視鏡室の求人が見つからない場合は、まず内視鏡検査、治療を行える個人クリニックで働いて経験を積みながら、内視鏡室での求人を探すという方法もあるのだ。内視鏡室の求人は、一般病棟と比べそれほど多くはので、転職や就職には時間がかかるケースがある。すぐに理想的な職場が見つからない可能性があるため、転職・就職活動は長期戦になるかもしれないことを覚えておこう。現在、すでに看護師として勤務しているなら、現職を続けながら転職活動を行う方が賢明だ。現職と転職活動の両立は、簡単とは言えないが内視鏡室で働くメリットは大いにあるので、根気強く頑張ってほしい。
内視鏡室の求人は、看護師を対象とした転職・求人サイト、転職エージェント、またはハローワークなどで探すことができる。
内視鏡室経験者や資格を有している看護師は有利であるが、未経験者歓迎の求人もあるので、求人サイトなどをこまめにチェックしてみよう。特に転職エージェントをおすすめしたい。内視鏡室の数が少ないので競争率が高いが、転職エージェントは非公開求人の情報を紹介してくれる場合があるからだ。登録は無料なのでぜひ活用してほしい。